◆ 〜所員の人間関係構築と地域理解を目指して〜


● 障害者の施設というのは現状として一般社会から孤立してしまいがちです。そこで私たちは外部との接点を設ける意味でボランティアを募りました。 障害のある方は特殊学級から養護学校中等部・高等部と進学し、施設へ入所という進路が多いようです。そうなると、当然地域に人間関係ができません。そのうえ施設が閉鎖的であれば、もはや人間関係を築く機会はなくなってしまいます。

そういったことを考慮し、まずは地域の人たちで所員(知的障害のあるワークセンター利用者)と一緒に活動を行ってくれる人を募集しました。普通の施設ではボランティアの方は障害のある方のお手伝いをするという感じだと思いますが、ワークセンターは違います。私たちワークセンターは働く事を目的とした施設ですので障害の軽い方しかいません。

だからボランティアの方が所員のお世話をする事はありません。
     
活動をともに行ってもらう事で交流をしてもらうというのがねらいです。

 
 ◆ 作業体験〜大学生との交流〜


    地域の方との交流と並行して新たな交流の方向性として大学生の皆さんに
     来てもらったらどうかと考えました。
     ワークセンターは地域との交流過程で小学校・中学校の生徒さんを迎えました。
     放課後や夏休み、試験期間中等にも遊びに来てくれるようにもなりましたが、
     やはり平日の昼間が活動時間というのは小学校もワークセンターも一緒で、
     なかなか活動を共にするのは困難でした。
     けれども大学であれば比較的時間割が柔軟で、平日の昼間にも来て頂けると
     思いました。
    
     また、ワークセンターの所員は20歳〜25歳位が多く、年代的にも合うと
     思いました。
     そういったことからいろんな大学に「作業体験」のお願いをしました。

 

    所員の人間関係の構築ということで始めたボランティアの募集ですが、
     そこまで深く考えなくても、所員は、人が来て一緒に作業を行い、昼休みに
     一緒に遊ぶ事が楽しいようです。

     だからボランティアの方がしばらく来ないと「○○さん最近こんねー」という話を
     所員の口から聞くこともあります。
     家と施設の往復になりがちな所員が多い中で、こういった人とのふれあいは
     やはり楽しいものだと思います。これからも所員とともに活動をしていただける
     とうれしく思います。
    
     「作業体験」が障害のある方が社会にとけ込むための一つの道になっていく
     事を願っています。

 

◆ 学園でも作業体験
    
今年度ははまゆうワークセンターだけではなく、はまゆう学園でも積極的に取り入れていこうと思っています。
その手はじめとして、昨年少ない人数しか受け入れていなかった介護体験の人数を増やします。そこで、多くの大学生に学園のことを知ってもらいます。

その後、その大学生が継続して作業体験として時々来てくれればいいかなと思っています。

学園は動物と触れ合う機会もあるので学生の皆さんも楽しいようです。

       ★ 所員と一緒に・・・・、こんな方大募集です。

       @ 作業をやってみたい方
       A 木工でスプーンを彫ってみたい方
       B バスハイクに行きたい方
お問い合わせはワークセンターまで

はまゆうワークセンター
TEL  0940-38-0188
FAX  0940-38-0187
E-mail はこちら

 

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ボランティアの協力で音楽療法を行っています。
音楽療法とは、音楽の生理的・心理的・社会的影響を用いて、心身の健康の回復・機能の維持改善・生活の質の向上をはかるものです。月に2回行っていますが、皆の好きな「さんぽ」「ドドンパ」の合唱や、さまざまな楽器での合奏などとても楽しく行っています。

詳しくは右の写真をクリックしてください。音楽療法のページにいけます



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